ニュース
米Microsoft、日本MSの「りんな」を含むチャットbot事業を分社化
米Microsoftはが、日本の「りんな」を含むチャットbot関連事業を分社化すると発表した。
米Microsoftは7月13日(日本時間)、日本の「りんな」を含むチャットbot関連事業を分社化すると発表した。主に中国で展開する「XiaoIce」や、「りんな」などのサービスやブランドは新会社が継承し、地域や顧客に合わせてビジネスを展開する。新会社の社名は未発表。
会長にはハリー・シャム氏、CEOにはディ・リィ氏、日本支社のゼネラルマネージャーにはジャン・チェン氏が就任。Microsoftは新会社を通じてチャットbot事業への投資を続ける。現在の顧客には、これまで通りサービスを提供する。
XiaoIceは中国や日本、インドネシアで提供しているチャットbot。ユーザー数は6億6000万人、XiaoIceのチャットbotを搭載したデバイスは4億5000万台に上るという。
日本では2015年にチャットbotのブランドとして「りんな」をリリース。AIを活用したマーケティング支援サービス「Rinna Character Platform」や、ユーザーから話し掛けられると“女子高生っぽい”答えを返すLINEやTwitterの公式アカウントなどを提供している。ユーザー数は約830万人に上るという。
関連記事
- AI女子高生「りんな」が進化 会話に応じて「共感」可能に
日本マイクロソフトがAI女子高生「りんな」に最新の会話エンジン「共感モデル」(α版)を順次採用すると発表。ユーザーとの会話内容をふまえ、どんな返答をすれば自然に会話を続けられるか判断し、適切な返答を行うという。 - 元・女子高生AI「りんな」、エイベックスから歌手デビュー 人間の“息遣い”を再現
元・女子高生AI「りんな」の歌声が進化。人間の歌声のデータから抽出した「ブレス音」の特徴を学習した。 - 日本マイクロソフトの平野社長、「りんな」の歌声でダンス披露 AIで映像生成
「de:code 2019」の基調講演で突如、“元・女子高生AI”「りんな」がライブ。人間の息継ぎを再現したという自然な歌声で、新曲を披露した。 - “まるで実写”の3D女子高生「Saya」、声を得て女子高の授業に登場 会話を通して「AIとは何か」教える
Sayaがりんなの技術を導入して会話ができるようになった。その能力を使い、リアルな女子高生と話した。 - 元・女子高生AI「りんな」がBuzzFeedでインターン チャットbotを活用した記事を配信
BuzzFeed Japanは、日本マイクロソフトのAI「りんな」をインターンとして迎え、エンターテインメントを中心とした記事を配信すると発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.