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静岡銀行、不動産価値をAIでシミュレーション 空室率や賃料変動を予測、投資家向けに
AIを活用して投資用不動産の価値変動をシミュレーションするシステムを静岡銀行が導入。
静岡銀行は7月13日、AIを活用して投資用不動産の価値変動をシミュレーションするシステム「Shizugin Investment Planner」を導入したと発表した。空室率や賃料などの変動を予測し、不動産投資を行う顧客向けのアドバイスに生かす。
不動産テックベンチャーのリーウェイズ(東京都渋谷区)のクラウドサービス「Gate.Investment Planner」をベースに共同開発した。Gate.は全国1億件超の不動産データ、不動産取引情報、人口動態、地価情報などのビッグデータを基に、不動産の将来価値をAIで査定するもの。これと静岡銀行独自のロジックを組み合わせ、客観指標を基にした投資アドバイスを提供するという。
静岡銀行は、首都圏などの賃貸不動産投資を通じた資産運用サービスを顧客向けに提供している。2019年6月にはリーウェイズと資本業務提携を結び、テクノロジーを活用したビジネスモデルの構築を進めている。
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