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東京ドーム、AIを使った検温をスタート 出入り口などに計76台
東京ドームがソフトバンクやベンチャー企業のAI検温システムを合計76台導入。主要な出入り口や東京ドームシティ内の営業施設などに設置する。
東京ドームは7月13日、ソフトバンクなどが提供するAI検温システムを合計76台導入したと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため、東京ドームの主要出入り口に加え、東京ドームシティ内の各種施設(東京ドームホテル、本社ビルなど)に設置した。
導入したAI検温システムは、ソフトバンク子会社の日本コンピュータビジョンが開発した「SenseThunder-E」50台と、AIベンチャーのiFLY ソリューションズジャパン(東京都品川区)が開発した「Face Plus AI サーマル検知端末」26台。このほか、リコージャパンが販売するサーモグラフィーカメラ「FLIR E75」も7台導入した。
SenseThunder-Eは、AIによる顔認識技術で人の額の位置を特定したあと、サーモグラフィーカメラで額の表面温度を測定し、室温や額の温度を基に体温を推定する仕組み。来場者の個人情報や画像データは一切取得しないという。
Face Plus AI サーマル検知端末も同じく、AI顔認識技術とサーモグラフィ技術を活用。いずれの製品も測定にかかる時間は0.5秒で、推定精度は誤差0.3度程度。中でもSenseThunder-Eは独自のアルゴリズムにより、客がマスクや眼鏡を着用したままでも体温を測定できるとしている。
プロ野球では7月10日から観客を入れた試合を再開している。東京ドームは「お客様と感動を共有するために、安全を第一に考え行動して参ります」としている。
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