英Kano、日本の「GIGAスクール」にも対応するWindows 10搭載ハイブリッドノートの新モデル
教育向けコンピュータメーカーの英Kano Computingが、Windows 10搭載ハイブリッドノートの第2世代モデルを発売した。約3万2000円の価格は据え置きでプロセッサとバッテリー持続時間を改善し、日本でも販売する。
教育向けコンピュータメーカーの英Kano Computingは7月14日(現地時間)、米Microsoftとの提携による「Windows 10」搭載組み立てハイブリッドノートPC「Kano PC」の第2世代モデルを発表した。
価格は299.99ドル(約3万2000円)に据え置いたまま、プロセッサをアップグレードし、新型コロナ対策のリモート学習にも対応するようWebカメラなどの周辺機器も揃えた。
Kanoは2014年に「Raspberry Pi」ベースのPC組み立てキット「Kano」を149.99ドルで発売。Microsoftとの提携により、昨年6月にWindows 10搭載の初代モデルを発売した。プロセッサやメモリ、バッテリー、スピーカーなどを自分で接続していくことで、PCの仕組みを学べる。
主なスペックは、プロセッサは米IntelのCeleron N4000、メモリは4GB、ストレージは65GBでSDカードスロット付き。ディスプレイは11.6インチのタッチスクリーンで、ポートはUSB Type-C×1、USB 2.0×1、HDML×1、3.5ミリのヘッドホンジャックを備え、Wi-Fi 802.11 b/g/n、Bluetooth 4.2をサポートする。バッテリー持続時間は約10時間。搭載するWindowsのバージョンは「Windows 10 in S mode」だ。
スペック的に、文科省の「GIGAスクール」で採用できるものになっている。Kanoは日本でも同PCを販売するとしている。
米国のMicrosoft Storeでは既に販売している。日本での販路はまだ不明だ。
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