ニュース
経産省、eスポーツの国際ルール策定へ 海外の動向調査をスタート
経済産業省が、eスポーツ大会の国際ルール作りに向け、諸外国におけるeスポーツ市場の動向調査を始めると発表した。
経済産業省は7月20日、eスポーツ大会の国際ルール作りに向け、諸外国におけるeスポーツ市場の動向調査を始めると発表した。公正な大会を実現する基盤を整えることで、市場規模の拡大や活性化を目指す。
まずは「公正な競技を行うための通信環境などの基準」「大会ルールの内容やルールへの関心」「大会ルール策定のプロセスや仕組み」などについて、諸外国の状況を調査する。
eスポーツ大会のルールは、大会の企画元やメーカーなどが独自に定めており、国際的な基準はないという。経済産業省は調査を通して、eスポーツ大会の国際ルール作りに向けた戦略を検討する。
KADOKAWA傘下でeスポーツのマネジメントなどを手掛けるKADOKAWA Game Linkageによると、eスポーツの市場規模は2019年の時点で約61億円、23年には約150億円に上るという。経済産業省は「eスポーツは日本のコンテンツ市場において成長分野」と期待を寄せている。
関連記事
- 神戸に60歳以上専用のeスポーツ施設 “シニアゲーマー”を育成、福祉施設へ派遣も計画
60歳以上専用のeスポーツ施設「ISR e-Sports」が7月2日、神戸市にオープンする。スタッフが会員へゲームの始め方やプレイ方法を教える。会員をeスポーツを紹介する人材として育成し、福祉施設への派遣も目指す。 - 「東京ゲームショウ2020」、9月にオンライン開催
「東京ゲームショウ2020」が、9月23〜27日にオンラインで開催される。 - VR空間でeスポーツを観戦、バーチャル施設「V-RAGE」オープン
VR空間でeスポーツを観戦できるバーチャル施設「V-RAGE」のβ版が3月15日にオープンする。観戦者はアバターを使って来場し、他のユーザーとチャットもできる。 - プログラミング初心者も「“ぷよ”が動いた!」の感動を 着想から7年、ぷよぷよの教材が生まれた理由
コード入力すると“ぷよ”が動くぷよぷよのプログラミング教材が登場。教材を作った経緯や理由を開発者に聞いた。 - 厚生労働省、ゲーム依存症対策に着手 専門家や関係省庁と情報共有
厚生労働省はゲーム依存症対策を協議する「ゲーム依存症対策関係者連絡会議」を開き、ゲーム依存症の現状や課題について議論し、中央省庁の今後の対応などを確認した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.