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GoogleのPixelカメラ牽引のマーク・レボイ教授がAdobe入り 「Camera」や「Sensei」に取り組む
「Pixel 4」の高度なカメラ技術開発を担当したマーク・レボイ教授がAdobeのフェローに就任した。3月にGoogleを退社した同氏はAdobeでカメラアプリの「Photoshop Camera」などに取り組む。
米Googleを3月に退社したPixelシリーズのカメラアプリ技術で知られるスタンフォード大学の名誉教授、マーク・レボイ氏が7月20日(現地時間)、米Adobeに入社した。Adobeが米The Vergeなどにメールで認めた。
レボイ氏はAdobeで、カメラアプリの「Photoshop Camera」やAdobe Researchの各種プロジェクト、「Adobe Sensei」などに従事する。同氏のLinkedInによると、肩書きはバイスプレジデント兼フェローとなっている。
同氏はスタンフォード大学のコンピュータサイエンスの教授でコンピュータグラフィックスが専門。2003年からGoogleのコンサルタントを務め、2014年にDistinguished EngineerとしてGoogle入りした。GoogleではPixelシリーズのカメラ技術の開発に取り組み、2019年の「Made by Google」イベントでは「Pixel 4」の高度なカメラ技術について解説した。
Pixel 4は高性能なカメラを搭載したものの、その価格の高さなどにより販売が伸びず、それがレボイ氏退社の一因になったとみられている。
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