Oculus、パーティーの人数を4人から8人に増やし、「Travel Together」機能を追加
Facebook傘下のOculus VRが、VRプラットフォーム内のボイスチャット機能「パーティー」の同時参加人数を4人から8人に増やした。また、誰でも参加できる「パブリックパーティー」を開けるようにし、パーティーのメンバーが簡単にゲームやアプリに参加できる「Travel Together」機能も追加した。
米Facebook傘下のOculus VRは7月20日(現地時間)、プラットフォーム上で友達とボイスチャットする機能「パーティー」に同時参加できる人数を、従来の4人から8人に増やし、手軽にアプリで一緒に遊べる「Travel Together」機能を追加したと発表した。
また、パーティーにはこれまで、友達しか招待できなかったが、新たに「Public Party」としてパーティーを公開状態にすることで、プラットフォーム上の誰でも参加できるようにすることも可能になった。例えば好きなゲームをプレイするパブリックパーティーを開くことで、新たな対戦相手とプレイできるようになる。
新機能「Travel Together」は、友達と同じゲームを楽しむ従来より手軽な方法を求めるユーザーのフィードバックに基づいて追加した。パーティー内の友達と、複数のステップを踏むことなくゲームに「一緒に旅立」てる。
この機能を使うには、アプリ側が対応している必要がある。今のところ、以下のアプリおよびゲームでTravel Togetherできる。
- Echo VR
- Racket: Nx
- Synth Riders
- Eleven Table Tennis
- Elven Assassin
- Epic Roller Coasters
- Arizona Sunshine
- Cloudlands 2
- Spaceteam VR
- Ironlights
- Multiverse
- Pro Putt by Topgolf
Travel Togetherするには、ホームフィードから「Play with Others」を選んで新しいパーティーを作ってからアプリを選ぶ。なお、ホームフィードから作るパーティーは初期設定でパブリックになっている。
同社はまた、OculusプラットフォームでFacebookの友達を見つけやすくするようにした。Oculusのアカウントのプライバシー設定で、自分だけ、Oculus上のFacebook友達、公開の3つのいずれかを選択することで、Facebook名で自分を見つけられるユーザーを制御できるようになった。初期設定でFacebook友達になっている。
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