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JTBとNEC、ホテルが遊休スペースをシェアオフィス化できる新サービス
JTBとNECソリューションイノベータが、ホテルの遊休スペースをシェアオフィス化するサービスを始める。
JTBとNECソリューションイノベータは7月28日、ホテルの使われていない会議室や客室をシェアオフィスとして提供するサービスを8月31日に始めると発表した。集中して仕事ができる環境や安定したインターネット環境を提供することで、企業のテレワークを推進する他、遊休スペースを活用することでホテルに新たな収益モデルを提供する。
利用者は、予約可能なホテルを時間単位でWebから予約。ホテルに設置したQRコードを読み込み、チェックインとチェックアウトを行える。1人で集中したいときやWeb会議で周囲に会話を聞かれたくない場合は個室に入り、メール対応や書類作成などは共有スペースを使うなど、利用シーンによって部屋の形態を選べる。事前に企業単位で契約し、社員の利用登録が必要。
価格は、会議室が200円(税別、以下同)/15分、客室が3000円/3時間から。
JTBが施設の提供やテレワークの場所を探す企業のマッチングなどを行い、NECソリューションイノベータが利用者向けにシェアオフィスの検索・予約を行うアプリの開発、ホテル向けにシェアオフィスの予約状況を確認できるWebサービスを提供する。
対応するホテルは、上野ターミナルホテルやオークウッドプレミア東京など東京都心とその周辺。2021年3月ごろまでに名古屋、大阪へエリアを拡大し、22年3月までに全国展開を目指す。目標の利用社数は、20年度に30社、21年度に50社としている。
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