うがい薬がコロナ重症化を予防? 大阪府発表を受けメルカリ高額出品が相次ぐ 医薬品の出品は違法
大阪府などが「ポビドンヨードという抗微生物成分を配合したうがい薬が、新型コロナウイルス感染症の重症化を防ぐ」という研究結果を発表。直後からメルカリでは、医薬品に分類されるうがい薬「イソジン」などの違法出品が相次いだ。
「うがい薬の買い占めが起きるのでは」「もうメルカリで高値取引されてる」――こんな投稿がTwitterで話題になっている。事の発端は、8月4日に大阪府や医療機関らが開いた共同会見で「ポビドンヨードという抗微生物成分を配合したうがい薬が、新型コロナウイルス感染症の重症化を防ぐ」という研究結果を発表したもの。直後からフリマアプリ「メルカリ」では、医薬品に分類されるうがい薬「イソジン」などの違法出品が相次いだ。
ITmedia NEWS編集部がメルカリの状況を確認したところ、医薬品医療機器等法第24条第1項で無許可販売が禁止されている医薬品のうがい薬が出品されていた。中には8000円の高値が付いている商品もあった。
さらに医薬部外品のうがい薬も出品が続出。医薬部外品は法令やメルカリの規約で出品が禁止されていないが、過去にマスクの高額転売行為が違法化した例もあることから、今後規制される可能性もある。
大阪府らの発表によると、府の宿泊療養施設の軽症患者41人を対象に、ポビドンヨードによるうがいを1日4回実施。その結果、うがいをしなかった人に比べ、うがいをした人の方が陽性率が低下したという。
この発表を受け、Twitterでは「イソジン」「ポビドンヨード」「うがい薬」「買い占め」などがトレンド入りし、「イソジンの買い占めが起きるのでは」「イソジン購入の行列ができている」といった声が上がった。
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