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noteユーザーのIPアドレスが漏えい、運営会社が謝罪 有名人のIPアドレスと一致する5ちゃんねる投稿が検索される事態に
コンテンツ配信サービス「note」を運営するnote社は、記事投稿者のIPアドレスが第三者から確認できてしまう不具合があったとして謝罪した。
コンテンツ配信サービス「note」を運営するnote社は8月14日、記事投稿者のIPアドレスが第三者から確認できてしまう不具合があったとして謝罪した。漏えいした有名人のIPアドレスを、他サービスでの投稿に見られるIPアドレスと比較する者も現れている。
noteユーザーが直近でログインしたIPアドレスが、記事詳細ページのソースコードから確認可能な状態だったという。IPアドレスを他人に見られた可能性があるのは、noteで2記事以上投稿したことのあるユーザー。同社は14日午前10時40分にこの不具合を検知し、午前10時58分にnote全体へのアクセスを遮断。午前11時56分に修正対応を終え、サービスを再公開したとしている。
誰でもnote利用者のIPアドレスを確認できる状態だったことから、noteを利用する有名人のIPアドレスを、ネット掲示板「5ちゃんねる」など他のサービス上で見られるIPアドレスと比較し、該当IPアドレスの発言を本人とひも付けて考えるネットユーザーも現れた。
これに対しnote社は「(同じ)IPアドレスを利用して他のサイトにアクセスした履歴が本人だと断定することはできない」とした上で「今回の不具合により、名誉毀損(きそん)などの被害をこうむったクリエイターに対しては、本人と連携して法的措置を含めてサポートする」としている。
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