“アマプラ解約運動”、Twitterが「フィットネス」と分類 「その運動じゃないだろ」と総ツッコミ
「アマプラ解約運動」というワードがTwitterのトレンドに入っている。Twitterはこのワードをなぜか、「フィットネス」にジャンル分けしており、ユーザーからは、「いや確かに『運動』だけど、フィットネスじゃないだろ」などとツッコミが入っている。
8月17日午前から、「アマプラ解約運動」というワードがTwitterのトレンド上位に入っている。Twitterはこのワードをなぜか、「フィットネス」にジャンル分けしており、ユーザーからは、「いや確かに『運動』だけど、フィットネスじゃないだろ」などとツッコミが入っている。
アマプラとは、Amazonが提供する定額制のサービス「Amazonプライム」の略。「アマプラ解約運動」は、そのAmazonプライムの解約を呼び掛ける一部のユーザーによる運動で、決して、スポーツや体操といったフィットネスの仲間ではない。
Twitterトレンドの分類タグ、“とんちんかん”なものも
Twitterのトレンドワードは、ユーザーのツイートの動向によってリアルタイムに変化しており、一部のトレンドワードには、「政治」「社会」「エンターテインメント」「旅行」など、そのトレンドワードを分類するタグが付いている。
例えば、17日午前10時過ぎのトレンドでは、甲子園高校野球交流試合に出場している「大阪桐蔭」「東海大相模」にそれぞれ「野球」のタグが付いている。また、「LOVEのMV」(King&Princeの新曲のMV)には「J-POP」が付いていたり、「戦後最大の下げ」(4〜6月の年率GDP減少幅に関するニュース記事内のワード)に「政治」が付いていたりする。
一方で、とんちんかんな分類も少なくない。例えば、日本政府当局が、日産がホンダに合併交渉を働きかけたというニュース記事が基になった「日産とホンダ」や「日本政府」のワードがなぜか「エンターテインメント」に分類されいたり、「パイナップルの日」(ドールが制定した記念日)が、「野球」になっていたりもする。
タグは「アルゴリズムで決定」
そういった傾向からおそらく、このタグ付けは、TwitterのAIなどによって、自動で行われていると推測できる。Twitter日本法人に確認したところ、「ジャンルはトレンドと同様、アルゴリズムによって決定されている」との回答だった。
つまり、「アマプラ解約運動」は、Twitterの自動タグ付けアルゴリズムが、解約運動の「運動」をそのまま、スポーツやフィットネスを指す「運動」と勘違いしたため、「フィットネス」と分類されたということになる。
ちなみにアマプラ解約運動は、Amazonプライムの新CM出演者に批判的な一部のTwitterユーザーが呼び掛けているもの。「Amazonプライム解約運動」も同時にトレンドに入っているが、「Amazonプライム解約運動」には分類タグが付いていない。
この記事は、8月17日にYahoo!ニュース個人に掲載された “アマプラ解約運動”Twitterが「フィットネス」と分類 「その運動じゃないだろ」と総ツッコミ を加筆・修正し、転載したものです。
関連記事
- 「漬けRTA」「風タクRTA」「世界1位」などがTwitterトレンド入り “ゲーム最短クリア”を目指すイベントが話題
ゲームのプレイ時間を競うイベント「RTA in Japan Online 2020」が8月13日から開催中。各ゲームのタイムアタックを示す「漬けRTA」「風タクRTA」「FF6RTA」などがTwitterで話題になっている。 - Amazon決算、コロナ禍の巣ごもり需要で大幅な増収増益 プライムデーはQ4開催と認める
Amazonの4〜6月期の決算は、コロナ禍の巣ごもり需要を受け、売上高は40%増、純利益は2倍だった。需要急拡大に対応し、従業員を保護するために40億ドル投じた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.