Dynabook、8K編集できるノートPCとGPUボックス 法人向けセットで40万円台後半から
シャープ子会社のDynabookが、8K動画の取り込みや編集などができる「8K映像編集PCシステム」の受注を法人向けに開始。4K対応ノートPCと外付けGPUボックスを連携させ、8K映像の編集作業をスピーディーに行えるという。市場想定価格は40万円台後半から。
シャープ子会社のDynabookは8月19日、8K動画の取り込みや編集などを想定したノートPC「8K映像編集PCシステム」の受注を法人向けに始めた。外付けGPUボックスを連携させることで、ノートPCで高負荷な8K映像の編集作業を行えるという。市場想定価格は40万円台後半から。
15.6型のノートPC「dynabook Z95」とThunderbolt3接続の外付けGPUボックス「NVIDIA Quadro RTX 4000」を組み合わせた。8K映像の取り込みや編集、書き出し、8Kディスプレイへの出力に対応する。
外出先などではノートPC単体で作業を進め、自宅や事務所ではGPUボックスと接続してグラフィックス性能が求められる高度な編集作業や8K映像のエンコード処理を高速に行える。GPUボックスを持ち運ぶことで場所を問わず8K映像を編集できる環境を持ち運べるなど、可搬性の高さをアピールしている。
dynabook Z95のサイズは359.0(幅)×17.6(高さ)×250.0(奥行き)mm、重さは1.4kg。NVIDIA Quadro RTX 4000を搭載する外付けGPUボックスのサイズは35.7(幅)×26.6(高さ)×13.5(奥行き)mm、重さは4kg。
Dynabookは、シャープが推進する8Kの映像技術や機器の普及、発展に注力するとしている。
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