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Facebook、「iOS 14の新機能は多数の開発者と広告主を傷つける」

Appleが9月中にもリリースする見込みの次期モバイルOS「iOS 14」の新たなプライバシー機能についてFacebookが、同社の広告サービスに大きな影響を与え、「多数の開発者と広告主を傷つける」と主張した。

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 米Facebookは8月26日(現地時間)、米Appleが9月中にもリリースすると見られる次期モバイルOS「iOS 14」のプライバシー関連の新機能で、Facebookのプラットフォームを利用する開発者と広告主が大きな痛手を被ると警告した。

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 この新機能とは、AppleがWWDC 2020で紹介した、アプリがユーザーを追跡したり、ユーザーの端末の広告識別子にアクセスするには、明示的にユーザーの許可を得る必要があるというものだ。

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iOS 14のプライバシー機能

 「追跡」には、他の会社が所有するユーザーデータに基づいて自分のアプリ内でターゲット広告を表示することも含まれる。これは、Facebookが「Audience Network」で提供しているサービスの手法だ。

 Audience Networkは、Facebookで集めた個人データをパートナーのアプリやWebサイトでの広告表示にも反映させる機能。カルーセル広告や動画広告もサポートする。的確なターゲティングが可能なため、クリック率が高いと評されている。

 Facebookは、新機能が追加されれば、Audience Networkを使用している開発者と広告主がiOS 14でターゲット広告を配信する機能が制限され、iOSでのCPMが低くなる恐れがあると警告する。

 テストでは、Audience Networkの広告主収益は50%以上減少したとしている。「ビジネスにとって(コロナ禍で)既に困難な時期に、iOS 14が開発者や広告主の多くを傷つけるとわれわれは考える」とFacebook。

 Facebookは対策として、iOS 14のリリース前に「Audience Network SDK」をアップデートし、Appleの「SKAdNetwork API」をサポートする。パートナーに対しては、iOS 14ユーザー専用の新しい広告アカウントを作成するよう勧めている。

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