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Apple、iOS 14のトラッキング申告機能の追加は来年に 開発者に時間を与えるため
Appleが「iOS 14」で予定しているアプリの広告用トラッキングでユーザーに許可を求める新機能は、予定より遅れ、来年初頭に追加する。開発者に対応する時間を与えるためとしている。
米Appleは9月3日(現地時間)、9月中に公開とみられる次期モバイルOS「iOS 14」のプライバシー機能の1つの追加を、来年初めに遅らせると発表した。アプリ開発者が対応するために必要な時間を与えるためとしている。
追加を遅らせるのは、iOS 14、iPadOS 14、tvOS 14アプリによるユーザー情報のトラッキングについて、アプリがユーザーに許可を求めることを義務付ける機能。WWDC 2020では、これらの次期OSでは、アプリが他社が所有するアプリあるいはWebサイトでユーザーをトラッキングしたり、IDFA(Appleが端末にランダムに割り当てるID)にアクセスするためにはユーザーの許可を得なければならなくなると予告していた。
ユーザーはこれまでも設定でトラッキングを拒否できていたが、明示的に許可を求められればこれまでは気づいていなかったユーザーでも拒否するかもしれない。
Facebookは8月26日、この機能が有効になれば、Facebookを利用する開発者と広告主が大きな痛手を被ると警告した。
なお、App Storeのアプリのページへのプライバシー情報セクションの追加は、予定通り年内に行う。このセクションに関する開発者向けの説明は10月末までに公開の見込みだ。
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