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キオクシア上場延期 トランプ政権のHuawei禁輸措置で打撃
キオクシアは、10月6日に予定していた東京証券取引所への上場を当面延期すると発表した。トランプ政権がHuaweiへの半導体輸出規制を強化したことで打撃を受けた。
キオクシアホールディングス(旧東芝メモリ)は9月28日、10月6日に予定していた東京証券取引所への上場を当面延期すると発表した。「最近の株式市場の動向や新型コロナウイルス感染の再拡大への懸念など諸般の事情を勘案」したためと説明している。
米トランプ政権が9月15日、Huaweiへの半導体輸出規制を強化したことも影響してるようだ。新たな規制では、米国の技術を使って海外メーカーが製造した半導体を、Huaweiに供給することも禁止。キオクシアの半導体にも米製品が使われており、大口顧客のHuaweiに供給できなくなったとみられる。
キオクシアは「適切な上場時期を引き続き検討していく」としており、上場の方針は維持する。
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