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オリンパスの映像新会社は「OMデジタルソリューションズ」 来年1月、投資ファンドに譲渡
オリンパスは、映像事業の譲渡に関して、投資ファンドと正式に契約を交わしたと発表した。新会社「OMデジタルソリューションズ」で事業を引き継ぎ、同社代表には、オリンパスの映像担当役員・杉本繁実氏が就く。
オリンパスは9月30日、デジタルカメラ製造・販売関連事業(映像事業)の譲渡に関して、独立系投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)と正式に契約を交わしたと発表した。
オリンパスが新設する完全子会社「OMデジタルソリューションズ」に映像事業を継させ、その株式の95%をJIP側に2021年1月1日付で譲渡する。
新会社では、ZUIKO、OMブランドなどを生かしつつ、製品供給や開発を進めるとしている。代表には、オリンパスの映像担当役員・杉本繁実氏が就く。
拠点は東京都八王子市で、販売統括や研究開発部門も移転する。映像製品の生産は引き続き、ベトナムの拠点で行う。オリンパスの映像製品のカスタマーサポートも新会社で引き継ぐ。
新会社では、デジタルカメラ関連製品の他、ICレコーダーなどオーディオ製品などの製造・販売も手掛ける。
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