ニュース
UQ、WiMAX基地局整備システムをクラウド移行 運用コスト3分の1に
UQコミュニケーションズがUQ WiMAXの「基地局建設業務システム」を日本オラクルのIaaS「Oracle Cloud Infrastructure」に移行する。システムの運用コストを3分の1に減らせる見込み。
UQコミュニケーションズが、自社のオンプレミス環境で運用していた基地局建設業務システムを、日本オラクルのIaaS「Oracle Cloud Infrastructure」に移行する。システムの運用コストを3分の1に減らせるという。
基地局建設業務システムは、基地局の建設計画の立案から、予算や工程、保守状況などの確認までを一元管理するためにUQコミュニケーションズが独自に開発したもの。
UQコミュニケーションズは、毎週手作業で行っていたシステムのバックアップ作業の自動化や、データ転送料の一部無料化などで、人的ミスや金銭的負担、ハードウェアのメンテナンスや障害時の対応コストなどが削減できると期待している。
基地局建設業務システムのクラウド移行に向け、UQコミュニケーションズは3月、基地局が被災した際に使う障害復旧システムを先行して日本オラクルの東京リージョンに構築。5月には運用を始め、効果が確認できたという。
基地局建設業務システムの本番環境は大阪リージョンに構築し、年末をめどにシステムの移行を行う予定。
関連記事
- UQ mobile運営会社で支払い情報の登録事故 1万人以上の与信に影響か
UQコミュニケーションズは、割賦契約の支払いが遅れたユーザーの信用情報を誤って登録していたと発表した。最大で1万2176人の割賦契約やクレジット契約に影響が及んだ可能性があるという。 - UQ 、「WiMAX」を2020年3月末で終了 利用者には「WiMAX 2+」への移行呼び掛け
UQコミュニケーションズが無線通信サービス「WiMAX」の提供を2020年3月末で終了すると発表した。利用者には「WiMAX 2+」への移行を促している。 - 「誰でも使えるシステムがすぐ必要だった」 オンライン授業迫られた文系大学の奔走 タイムリミットは2週間
新型コロナウイルスの影響を受け、オンライン授業の実施を迫られた小樽商科大学。教員内のITリテラシーに格差があり、シンプルで安価な配信システムを2週間で構築する必要があった。 - 自社のOracle Cloud活用、決算業務をフルリモートで 日本オラクル経理部のコロナ対応
日本オラクル経理部は、コロナ禍を踏まえて3月中旬にテレワークに移行している。自社のクラウド型経営管理ツール「Oracle Cloud ERP」などを使って、決算業務もリモートで実施している。その働き方の詳細を、同社経理部のシニアディレクターに聞いた。 - 三越伊勢丹、固定電話機2万台のシステムをクラウドに移行 保守・運用コスト削減へ
三越伊勢丹グループが、約2万台の固定電話機を制御するシステムをクラウドに移行。オンプレミス型のPBXを廃し、NECネッツエスアイのクラウド型電話システムに切り替えた。保守・運用コストの削減が狙い。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.