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ホンダ、F1撤退へ 「研究開発に経営資源を重点的に投入するため」
ホンダがF1への参戦を2021年シーズンで終了する。F1撤退の理由は「パワーユニットやエネルギー領域の研究開発に経営資源を重点的に投入していくため」としている。
本田技研工業(ホンダ)は10月2日、自動車レースの最高峰「FIAフォーミュラ・ワン世界選手権」(F1)への参戦を2021年シーズンで終了すると発表した。燃料電池車や電気自動車の開発に経営資源を投入するためという。
F1撤退の理由は「パワーユニットやエネルギー領域の研究開発に経営資源を重点的に投入していくため」(同社)と説明。4月に設立した「先進パワーユニット・エネルギー研究所」で燃料電池車(FCV)やバッテリーEV(BEV)などの研究開発に取り組み、二酸化炭素の増加に影響を与えない燃料電池車などの開発に、F1で培ったエネルギーマネジメント技術や燃料技術などを活用していくとしている。
ホンダは15年からF1に参加。航空機エンジン技術の活用などで、19年シーズンは3勝、20年シーズンは2勝を挙げてきた。
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