パナソニックは10月5日、乾電池の累計出荷数が9月末に2000億個を超えたと発表した。1931年に乾電池の自社生産を開始して89年目だった。
パナソニックは、1927年に「ナショナル」の商標で発売した「角型電池式ランプ」がヒットし、急増した乾電池の需要に応えるため、小森乾電池の工場を譲り受けて電池の自社生産を始めた。戦前は300万個を販売し、ランプとともに松下電器の発展に寄与したという。
1954年には国際規格に準拠した完全金属外装の「ハイパー」を発売。 63年にはハイパーの2倍長もちする「ハイトップ」、69年にはハイパーの3倍長持ちする「ネオハイトップ」を発売した。当時の使用機器はテープレコーダーやラジカセが中心だった。
1995年、強負荷放電性能を向上させた大電流パワーアルカリ乾電池を開発。2008年発売のアルカリ乾電池「エボルタ」は「世界一長もちする単3形アルカリ乾電池」としてギネス世界記録に認定。以後、後継の「エボルタNEO」を含めて13年連続でギネス記録を保持している。
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