“究極のガンプラ”うたう「UNLEASHED」12月発売 90カ所可動も「組み立てはシンプル」の理由
ガンプラ40周年企画の一環として「PERFECT GRADE UNLEASHED RX-78-2 GUNDAM」が登場。「現時点での究極のガンプラ」という。
バンダイは10月8日、ガンプラ40周年企画の一環として「現時点での究極のガンプラ」をうたう「PERFECT GRADE UNLEASHED RX-78-2 GUNDAM」を発表した。商品としての制約から解放する(=UNLEASHED)という意味を込めた。価格は2万7500円(税込)で、12月に発売する。
全高約30cmの機体に90カ所以上の可動軸を設け、自然でダイナミックなポージングを可能にしたプラモデル。例えば胴体は複数の可動軸が同時に動く構造とし、上下左右に身をよじるような動きを可能にした。脚部の関節にはスライドしながら動く機構を取り入れ、曲げても自然な形に。スカート(腰部の装甲)は腹部と連動して動くことで脚の可動域を広げている。
構造が複雑になる一方で組み立てやすさも進化した。骨格となるフレームは個々のパーツを大きくして組み立てにかかる時間を短縮。ブロックごとにパーツを組み立ててからフレームに取り付ける工程は「MSの製造を疑似体験できる」という。
使用するランナーは工程ごとに分け、パーツを探す時間を短縮。1つの工程が終わればそのランナーは破棄できる。
完成時の質感を上げるため、素材にもこだわった。例えばバーニア(噴射口)には金属パーツを使用し、マニピュレーター(両手)は内部パーツにクロームメッキを施した。頭部バルカン砲はアルミ製で、胸部の排気口にはエッチングシールを貼る。発光したようなイメージになる「メタリック3Dシール」なども使用する。
完成すると全身53カ所のハッチが開閉。頭部メインカメラと両眼、胸部はLEDで発光し、ビーム・サーベルは根元からグラデーション発光する。さらにサーベルをバックパックに収納すると、その光源を利用してバーニアを発光させるという。
開発を担当したBANDAI SPIRITSの齊田直希さん(ホビー事業部ガンダムチーム)は、「プラモデルならではの“組み立てる”工程に改めて最大限の工夫を凝らした。PERFECT GRADEは複雑と思われがちだが、誰でも感動を味わえるキットになっている」としている。
関連記事
- ガンプラ「ガンダリウム合金モデル」は22万円、予約受付開始
BANDAI SPIRITSは7月21日、「ガンプラ」40周年を記念して開発した「ガンダリウム合金モデル 1/144 RX-78-2ガンダム」の予約受付を始めると発表した。価格は22万円(税込)。 - ガンダムファンクラブに年会費1万円の「プレミアム会員」 オリジナルガンプラや実物大ガンダムの早期見学も
ガンダム公式ファンクラブアプリで年会費1万円(税別)の「プレミアム会員」サービスがスタート。オリジナルガンプラや実物大ガンダムの早期見学など多数の特典を用意した。 - 40周年のガンプラ、ついに「ガンダリウム合金モデル」登場
BANDAI SPIRITSは、ガンプラ40周年を記念して「ガンダリウム合金モデル 1/144スケール RX-78-2ガンダム」を発売する。エプソンアトミックスの協力を得て「最新の金属成型技術で精製した」という。 - 「ガンダム スタンプラリー」に刻の涙を見た
JR東日本主催の「機動戦士ガンダム スタンプラリー あなたならできるわ。」が2月27日に終了しました。スタンプをすべて集めると、山手線の新型車両と同じグリーンのガンプラがもらえるというイベントに参加してきました。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.