「総務省のガイドラインを順守している」 楽天モバイル、スマホ販売で2万円相当を超えるポイント還元施策
楽天モバイルが、対象のスマートフォンと通信プランをセットで申し込んだ人に合計で最大2万6300円相当のポイント還元を行うキャンペーンを始めた。今回のキャンペーンは総務省のガイドラインに沿って実施するとしている。
楽天モバイルは10月13日、対象のスマートフォンと通信プラン「Rakuten UN-LIMIT V」をセットで申し込んだ人に合計で最大2万6300円相当のポイント還元を行うキャンペーンを始めた。同社は9月に類似のキャンペーンを巡って総務省から指導を受けていたが、今回のキャンペーンは総務省のガイドラインに沿って実施するとしている。
「AQUOS sense3 lite」「OPPO A5 2020」などの対象機種と通信プランをセットで申し込んだ人に最大2万円相当のポイントを還元する。申込時の事務手数料3300円相当をポイントとしてキャッシュバックし、オンライン申し込みをした人には3000ポイントを付与する。キャンペーン期間は11月4日まで。
ポイント還元は、申し込みの翌月末までに公式コミュニケーションアプリ「Rakuten Link」で10秒以上の通話とメッセージの送信をしたユーザーを対象に行う。
楽天モバイルは7月から8月にかけて行ったキャンペーンで、対象のスマートフォンと通信プランをセットで申し込んだ人に最大2万2000円相当のポイントを還元した。総務省は9月、同社がこのキャンペーンで電気通信事業法が定める上限額を超えたポイント還元を1186件行ったとして行政指導。再発防止を求めた。
総務省は2019年秋の電気通信事業法改正を受け、端末と通信プランを一括で提供する場合の割引の上限額を2万円に制限している。
楽天モバイルは今回、端末と通信プランをセットで申し込んだ場合のポイント還元を最大2万円相当に下げることで「総務省のガイドラインには違反しないと考えている」としている。
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