ニュース
特別定額給付金のフィッシングメールに注意 申請サイト装い個人情報を窃取
特別定額給付金の通知を装ったフィッシングメールが増えているとして、フィッシング対策協議会が注意を呼び掛けている。
特別定額給付金の通知を装ったフィッシングメールが増えているとして、フィッシング対策協議会は10月15日、注意を呼び掛けた。本文中のURLからフィッシングサイトに誘導し、氏名や生年月日などの入力を促すという。
偽メールの件名は「二回目特別定額給付金(新型コロナウイルス感染症緊急経済対策関連)」など。給付金の支給には申請が必要だとして、偽サイトのリンク(https://kyufukin.●●●●.online/)に誘導する。
誘導先の偽サイトでは、総務省やマイナンバーカードのリンクが貼られた申請フォームが表示され、氏名や生年月日の入力、通帳やキャッシュカードの画像をアップロードするよう求められるとしている。
偽サイトは15日午前10時時点で稼働中であるとして、フィッシング対策協議会はメールやSMS内のリンクから偽サイトにアクセスしないよう呼び掛けている。
関連記事
- 「持続化給付金を不正受給してしまった」相談相次ぐ 逮捕者は30人に
梶山経済産業相が、全国の国民生活センターに「持続化給付金の不正受給をしてしまったが返金したい」などとする相談が相次いでいると明らかにした。 - 新型コロナ関連のサイバー犯罪、20年上半期で608件 詐欺や標的型攻撃など多発
警察庁が、新型コロナウイルス感染症関連のサイバー犯罪が2020年上半期で608件に上ったと明らかにした。ECサイトでの詐欺や標的型メールによる攻撃などが多発していたという。 - SMSで届く詐欺メッセージ「スミッシング」被害が右肩上がりに その巧妙な手口とは
SMSを使ったフィッシング詐欺「スミッシング」の被害が右肩上がりで増えている。セキュリティ対策がほぼないSMSの弱みとマルウェアなどによる攻撃が組み合わさり、手口が巧妙化しているという。 - ニセモノ「Google Chrome」アプリに誘導、配送業者かたる詐欺メールから ソフトバンクが注意喚起
配送業者などを装ったメールやSMSに記載されたURLにアクセスすると、「Google Chrome」の偽アプリがインストールされる事象が発生しているとして、ソフトバンクが注意を呼び掛けている。 - 日本郵便かたるフィッシングメールに注意 件名は「あなたのパッケージ配達」
日本郵便をかたるフィッシングメールが出回っているとして、フィッシング対策協議会が注意を呼び掛けた。メールの件名は「あなたのパッケージ配達」など。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.