米Facebookは10月21日、傘下の写真・動画SNS「Instagram」でライブ配信者が視聴者から収益を得られる「バッジ機能」の提供を日本でも試験的に始めた。
視聴者がライブ視聴中に有料の「バッジ」を購入し、配信者を応援できる仕組み。バッジは120円、250円、610円の3種類。購入するとライブのコメント欄に、視聴者のアカウント名と購入したバッジのアイコンが表示される。
米Facebookは5月、米国でバッジ機能の提供を試験的に開始。今回、日本を含む11カ国、計5万人以上の配信者に対象を広げた。今後は、配信者がバッジ機能で得た収益と同額分を同社が上乗せして支払うプログラムも11月に開始するという。
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