Dropbox、月額2500円で2テラバイトを6人で共有できるファミリープラン開始
Dropboxが6人までのユーザーが2TBのクラウドストレージを共有できる新プラン「Family」を発表した。日本では月額2500円。個人フォルダと共有フォルダを設定できる。
米Dropboxは10月21日(現地時間)、6人までの家族や仲間のファイルを共有するプラン「Dropbox Family」を発表した。日本では月額2500円(税別、以下同)、年額2万4000円で提供する。
容量は2TB(2000GB)。暗号化されており、参加メンバーそれぞれが個人アカウントで管理できる個人用スペースと、共有スペース「ファミリールーム」フォルダがある。
6月に複数の新機能を発表した際、β版として公開されたものだ。その際に紹介されたパスワード管理機能の「Dropbox Password」と重要書類をしまって6桁PINで守る「Dropboc Vault」機能も利用できる。
また、Facebookと連携できるので、Facebookに投稿した写真や動画のライブラリ全体をDropboxに転送することもできる。Facebookを利用していない家族とも、簡単に写真を共有できる。Dropboxのドリュー・ハウストンCEOは2月にFacebookの取締役に就任している。
Dropboxの有料プランはこれまで、個人向けのPlus(2TBで月額1200円)とProfessional(3TBで月額2000円)、チーム向けのStandart(5TBで月額1250円/人)とAdvanced(必要な容量で月額2000円/人)の4種類だった。
参考までに、以下にFamilyプラン以外の現行の有料Dropboxプランの容量と料金の表を示しておく。
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