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ソフトバンク・ビジョン・ファンド2、独電動スクーターシェアサービスのTIERに大規模投資
ソフトバンク・ビジョン・ファンド2がドイツの電動スクーターシェアサービス企業TIER Mobilityの2億5000万ドルのCラウンド資金調達をリードした。
独電動スクーター企業のTIER Mobilityは11月10日(現地時間)、ソフトバンクグループ(SBG)が7月に立ち上げたファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド2」がリードするシリーズCラウンドで、2億5000万ドル(約263億円)の資金を調達したと発表した。
ソフトバンク・ビジョン・ファンド2はAI関連企業への出資を目的としたファンドで、中国の配車サービス大手DiDiなどに投資している。電動スクーター企業への投資はこれが初。
TIERは2018年創業のベルリンに拠点を置く非公開企業。米Alphabetなどが出資するLimeなどと同様の、電動スクーターシェアリングサービスだ。欧州の10カ国、80以上の都市に配備した約6万台のスクーターでサービスを提供しており、従業員は約900人。
新たな資金調達により、欧州におけるシェアの大幅拡大を目指す。欧州中の都市に充電ステーションを設置していく。
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