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自動運転タクシーの実証実験、東京都庁周辺で実施 5G活用
東京都がKDDIなどと共同で5Gを活用した自動運転タクシーの実証実験を行う。東京都庁周辺を走行して実用性を検証する。
東京都は12月8日から23日にかけて、KDDIなどと共同で5Gを活用した自動運転タクシーの実証実験を行う。東京都庁周辺を走行して実用性を検証する。実証実験では13日から23日までの間、専用サイトで一般参加者を募集する。指定の時間内なら何度でも乗車できる。
非常時に人間による運転ができるようドライバーを乗せた自動運転車を使う。利用者がスマートフォンアプリで乗車場所、降車場所として指定した位置に配車。最適なルートをシステムが自動で判別して目的地まで走行する。走行中は自答運転車とKDDIの監視室を5GとLTEの回線でつなぎ、監視担当者が車両の状態をリアルタイムにモニタリングする。
実証実験には損害保険ジャパン、運行管理システム開発のMobility Technologies(東京都千代田区)、自動運転車開発のティアフォー(名古屋市)、3次元地図を提供するアイサンテクノロジー(名古屋市)が参加。加えて、オブザーバーとして日本交通、日の丸交通、帝都自動車交通、荏原交通などの交通事業者と、新宿副都心エリア環境改善委員会も参加し、ビジネスモデルの構築や運行管理などについてアドバイスを行う。
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