ニュース
「Firefox 83」公開 httpsページだけ開く「HTTPS-Only」機能 M1 Macにも対応
Mozilla Foundationが「Firefox 83」を公開した。HTTPS化されたWebサイトにだけアクセスする「HTTPS-Onlyモード」などの新機能の追加と、デザイン、セキュリティ関連の修正を行った。
米Mozilla Foundationは11月17日(現地時間)、Webブラウザ最新版となる「Firefox 83」をWindows、Mac、モバイル向けに公開したと発表した。HTTPS化されたWebサイトにだけアクセスする「HTTPS-Onlyモード」などの新機能の追加と、デザイン、セキュリティ関連の修正を行った。
HTTPS-Onlyモードは、httpから始まるURLをユーザーが開こうとした場合に、自動でhttpsに書き換えてアクセスする機能。httpsのページにアクセスできない場合には警告を表示する。
再生中の動画などを小さなフローティングウィンドウにして、他の作業中も画面上に表示するピクチャーインピクチャー機能には、早送り・巻き戻しができるショートカットキーを新たに設定した。その他、JavaScriptエンジンのアップデートによる高速化、タッチスクリーン搭載のPCやMacのタッチパッドでのピンチイン・ピンチアウト操作への対応などを行った。
Firefox 83は、米Appleが11月11日に発表した自社製SoC「M1チップ」搭載のMacでも動作する。今後は、M1チップ向けにコンパイルしたFirefoxの提供を目指すとしている。
関連記事
- 検索とブラウザのシェアが計測できなくなるのはGoogleのせい?
14年にわたってWebブラウザや検索の市場調査を報告してくれていたNetApplications.comが10月でサービスを終了します。ブラウザの変更で同社のデバイス検出技術が使えなくなるので、としています。 - ニセモノ「Google Chrome」アプリに誘導、配送業者かたる詐欺メールから ソフトバンクが注意喚起
配送業者などを装ったメールやSMSに記載されたURLにアクセスすると、「Google Chrome」の偽アプリがインストールされる事象が発生しているとして、ソフトバンクが注意を呼び掛けている。 - Microsoft、公式WebブラウザでのFlash終了について説明
Adobeが年末に予定している「Adobe Flash」終了に合わせ、Microsoftが自社のWebブラウザ(Internet Explore、Microsoft Edge Legacy、Chromiumベースの新しいMicrosoft Edge)でのサポート終了について説明した。 - 「Chrome 85」の安定版公開 タブ読み込みが10%高速化、タブグループ機能改善など
GoogleのWebブラウザ「Chrome 85」がリリースされた。タブの読み込み速度が10%速くなったとしている。また、グループ化したタブを折りたたむ機能や、PDFにテキストを入力する機能も追加される。 - 「Chrome 84」の安定版公開 「SameSite Cookie」ラベル適用
GoogleがWebブラウザを「Chrome 84」にアップデートした。新型コロナ対策で一時ロールバックしていたサードパーティー製Cookie対策の「SameSite Cookie」ラベル適用を再開した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.