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「クリリンのことかーっ!」は怒り36%、嫌悪21%──声から感情を検出するAI、ユーザーローカルが無償公開

ユーザーローカルが、AIが人間の声を分析し、その中に含まれる感情を7種類に分類するサービスを無償で公開。感情の度合いを数値化したり、グラフ化したりできる。

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 ユーザーローカルは11月19日、AIが人間の声を分析し、その中に含まれる感情を7種類に分類するサービスを無償公開した。同社が実験でアニメのせりふを分析したところ、「ドラゴンボール」に登場する孫悟空の「クリリンのことかーっ!」は怒りが36.8%、嫌悪が21.3%だったという。

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WebサイトのUI

 感情の度合いを数値化したり、グラフ化したりできる。まずはPCブラウザ(Google Chrome、Firefox、Microsoft Edge)向けの専用サイトで提供し、今後はWeb APIのリリースも検討する。

 検出できる感情は「平穏」「幸福」「怒り」「悲しみ」「恐怖」「嫌悪」「驚き」。利用者が専用サイトで声を録音するか、オーディオファイル(MP3・WAV)をアップロードすると、AIが音声を分析。これらの7種類に分類し、その度合いを数値化する。

 アニメのせりふを使った他の実験では、「鬼滅の刃」に登場する我妻善逸の「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂(へきれき)一閃」が、怒り70.7%、恐怖11.7%だったという。

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アニメを使った実験の結果

【更新履歴:2020年11月19日午後4時17分 タイトルと本文の表現を見直しました】



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