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AIがマスク着用を判定するWebサービス、ユーザーローカルが無料公開
ディープラーニングの技術を活用し、人の顔画像からマスクを着用しているか判定するAIツールの提供をユーザーローカルが始めた。利用は無料。
ユーザーローカルは8月11日、ディープラーニングの技術を活用し、人の顔画像からマスクを着用しているかを判定するWebサービス「マスク着用判定AI」を無料で公開した。オフィスや店舗の入口などに設置したPCやWebカメラで来訪者の顔を撮影し、マスクを着用していないと判定した場合は音声でマスク着用を促す。
利用にはカメラ機能を内蔵したPCやWebカメラが必要。インターネット環境があれば、Webブラウザ上から操作できる。
AIがマスクを着けていると判定した場合は「MASKED」とPC画面上に表示。着けていない場合は「NO-MASK」と表示し、「マスクの装着をお願いいたします」という音声を流す。
店舗、オフィス、学校などでの活用を見込む。これまでマスク着用を義務付ける施設では監視スタッフを配置する必要があったが、マスク着用判定AIを無料公開することで新型コロナウイルス感染症対策を支援したいとしている。
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