「Microsoft Teams」無料版、Webアプリで24時間利用可能に(プレビュー機能として)
MicrosoftのWeb会議サービス「Teams」を、デスクトップのWebブラウザで使えるようになった。また、少なくとも向こう数カ月は1回の会議の時間制限が24時間になった。
米Microsoftは11月20日(現地時間)、Web会議サービス「Microsoft Teams」の無料版を、デスクトップのWebブラウザで利用できるようにしたと発表した。Teamsアプリをインストールしなくても、Microsoftアカウント(と認証用コードをSMSで受け取るための携帯電話番号)があればWebアプリでTeamsの無料版の機能を利用できる。
また、1回のWeb会議を24時間持続できる。これらの機能は個人向けプレビュー機能として提供するもので、「今後数カ月間、新たな更新があるまで」利用可能という。
利用するには、Webブラウザで特設リンクを開き、Microsoftアカウントでログインする。最初にログインする際に、SMSで認証用コードを受信するための携帯電話番号の入力を求められる。入力するとスマートフォンに4桁の数字が届くので、これをログイン画面に入力するとWebアプリでTeamsの画面が開く。
後は通常の操作だ。テキストチャット、動画チャット、画面共有などが利用できる。Microsoftは、将来的にはモバイルアプリで利用できるすべての個人用機能をデスクトップおよびWebアプリでも使えるようにするとしている。
参加者を招待するには、会議のURLを送るか、検索して招待する。招待された側はWebブラウザでURLを開くと、Microsoftアカウントでログインするか、ない場合はアカウントを作成するよう求められる。アプリをダウンロードするかWebアプリを使うか尋ねられ、Webアプリを選択するとMicrosoftアカウントあるいは携帯電話番号の入力を求められ、SMSで届くパスコードを入力するとWeb会議に参加できる。Edgeだけでなく、Chromeでも利用できるが、Safariではチャットのみで動画チャットは「まだお使いのブラウザーでサポートされていません」と表示される。
Microsoftは、「デスクトップとモバイルの両方でグループチャットとビデオ通話ができるようになったので、特にホリデーシーズンが近づいている今、大切な人とのつながりがこれまでになく簡単になる」としている。
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