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小さな本格派、ソニー「α7C」 リアルタイムトラッキングAFが賢い荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/4 ページ)

ソニーの「α7C」が興味深い。α7CのCはコンパクトのCだそうだが、使ってみるとカジュアルのCでもあるなという感じ。しかし機能は本格的で、動画撮影系のユーザーにも受け入れられそうだ。

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 シャッタースピードはフルサイズ入門機だけありメカシャッターで最高1/4000秒。電子シャッターだと1/8000秒までいける。

 AFはさすがのソニー。早くて快適。α7IIIと同様に位相差AFが693点+コントラスト検出が425点ある。

 当然、瞳AFもありサッと追いかけてくれる。


顔・瞳AFを使いちょっと離れてポートレート。AFは快適でピシッと合ってくれる(28-60mm 60mm 1/80秒 F5.6 ISO100)

カフェで28mm F2.0の単焦点レンズでポートレート。屋外と屋内の色温度の差が大きく、やや赤めのホワイトバランスになった分、店内の雰囲気がきれいに出た(28mm 1/30秒 F2.0 ISO125)

 顔検出/瞳AFは人物と動物を切り替えて使える。両方とも撮る人はキーかFnメニューをカスタマイズしてサッと切り替えられるようにしておくといい。


Fnメニューに顔/瞳優先のオンオフと検出対象切り替えを入れてある(画面は動物検出)

 リアルタイム動物瞳AFはソニーがいち早くαで搭載したが、その後大きな進化はないようで、人物瞳AFに比べるとちょっと捕まえづらい。

 他社がどんどん動物AFを実現している中、ソニーもそろそろワンランク上へ行ってほしいなと思う次第である。


ベッドの上で寛ぐうちの飼い猫。AFは瞳AF任せ。こういう構図の時瞳AFはありがたい(28mm 1/30秒 F2 ISO320)

 AF枠移動用のスティックはもたないが、カメラがコンパクトで背面モニターで撮るのがメインと考えられるので、タッチAFやタッチパッドAFで十分だろう。


背面から。スティックはなく十字キー兼ロータリーダイヤルを使う。大きめのAF-ONボタンの活用がキモだ

 こういう構図もタッチパッドAFを使ってサッとAF枠を動かして撮れる。


雷門から浅草寺中店を。フォーカスはわざと奥に合わせてみた(24-105mm 105mm 1/800秒 F4.5 ISO100)

 便利なのが「AF-ON」ボタン。

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