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ニフティ、通販の「セシール」買収 ECを強化、女性客の獲得狙う
ニフティがディノス・セシールから通販事業「セシール」を買収。取得価額は非公開。女性客を得ることで顧客層の幅を広げる狙い。
ニフティは11月26日、フジ・メディア・ホールディングス傘下のディノス・セシールから、通販事業「セシール」を買収すると発表した。取得価額は非公開。ニフティの既存顧客は男性が多いことから、女性客が中心のセシールを得ることで「顧客層の幅を広げたい」(広報担当者、以下同)としている。
セシールでは下着、洋服、家具、雑貨などを、カタログ通販とECサイトで販売している。ニフティはセシールの買収後、事業の成長に向け、EC領域をさらに強化する方針だ。
取引ではディノス・セシールが新会社を設立し、セシール事業を承継させた上で、新会社の発行済み株式を全てニフティに売却する。株式は、ニフティが新設する完全子会社のニフティ・セシールが引き受ける。譲渡は2021年3月1日に完了する見込み。取引完了後、ディノス・セシールは商号を変更する予定だ。
ニフティは光回線サービス「@nifty光」や格安SIMサービス「nifmo」などを展開しているが「メインの顧客は40代の男性だった」という。ニフティは「今回の取引によって顧客層を拡充し、EC領域の事業展開を加速する」としている。
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