Googleの45分間ダウンの原因は認証ツールのストレージクォータの問題
Googleが、12月14日夜の各種サービスが約45分間使えなくなった問題の原因は、サービスにログインするための認証ツールへのストレージ割り当てが正常に動作しなかったことと説明。再発防止に努めると謝罪した。
米Googleの「Workspace」を含む同社の多くのサービスが12月14日の午後9時ごろから約45分間使えなくなっていた障害の原因は、各種サービスにログインするための認証ツールのストレージクォータの問題だったと、Googleが同日、英Guardianなどのメディアに声明文を送った。
Googleの広報担当者によると、このダウンの原因は、Googleとサードパーティのサービスへのログイン方法を管理する認証ツールの障害だったという。認証を処理するサービスのためのストレージが不足すると自動的に割当を増やす(ストレージクォータ)ツールが正常に動作しなかった。
この問題により、GmailやGoogleカレンダーなど、利用するためにログインが必要なサービスが利用できなくなった。また、Googleの認証プラットフォームを利用するサードパーティのサービスでも、ユーザーがログインできなくなっていた。Googleは、日本時間の14日午後9時32分に問題は解決したとしている。
Googleは、「影響を受けたすべての人に謝罪し、この問題が今後再発しないよう徹底的なフォローアップレビューを実施する」と声明文で語った。
Googleがメディアに送った声明文全文は以下の通り。
Today, at 3.47AM PT Google experienced an authentication system outage for approximately 45 minutes due to an internal storage quota issue. Services requiring users to log in experienced high error rates during this period. The authentication system issue was resolved at 4:32AM PT. All services are now restored. We apologize to everyone affected, and we will conduct a thorough follow up review to ensure this problem cannot recur in the future.
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