ニュース
“事件”以来3年ぶり コインチェック、テレビCM再開
コインチェックがテレビCMを再開。2018年、顧客から預かっていた仮想通貨「NEM」が不正アクセスで流出する「コインチェック事件」が発生し、CMも止めていた。
仮想通貨取引所を運営するコインチェックは、テレビCMを1月14日から展開すると発表した。同社は2018年までテレビCMを展開していたが、同年、顧客から預かっていた仮想通貨「NEM」が不正アクセスで流出した「コインチェック事件」が発生し、CMも止めていた。今回、3年ぶりのCMとなる。
CMは、東京・大阪・愛知など全国26都府県で放送。ロケットが飛び立つ様子を描いた「ロケット編」と、「ビットコインといえば、コインチェック」という文字を大きく示した「タイトル編」の2種類で、それぞれ、楽曲『宇宙戦艦ヤマト』のイントロ背景に、シンプルなメッセージを届ける。
同社によると、コインチェックアプリの累計ダウンロード数は326万。ビットコインが市場最高値を更新した昨年から暗号通貨市場が盛り上がる中で、CMを通じてより多くの人に暗号資産投資をアピールする狙いだ。
コインチェック事件では、顧客から預かったNEMを、オンラインの「ホットウォレット」で管理していたことで流出を招いたが、現在は、顧客の資産すべてをネットワークから切り離された「コールドウォレット」で管理しているという。
関連記事
- ビットコイン、過去最高値を更新 円建てで240万円超え 3月の大幅ダウンから盛り返し
ビットコインの国内取引所での価格が12月17日に240万円を超え、2017年12月につけた過去最高値を更新した。 - 出川哲朗氏に賠償責任はある? コインチェックのCM出演で 弁護士が解説
580億円相当の仮想通貨を流出させたコインチェックの問題。CMに出演している出川哲朗氏に法的責任はあるのか──弁護士の杉浦健二さんが解説します。 - コインチェック、不正アクセスで仮想通貨「NEM」消失 約580億円相当
コインチェックが取り扱っている仮想通貨「NEM」の一部が消失したことが分かった。不正アクセスが原因で、5億2000万NEM(約580億円相当)が流出したという。 - コインチェック、580億円相当の仮想通貨「NEM」なぜ消失
約580億円相当の仮想通貨「NEM」を消失した、コインチェック(東京都渋谷区)が運営する仮想通貨取引所「coincheck」。1月26日夜の会見では、同社の和田晃一良代表取締役と大塚雄介取締役が経緯を説明した。 - 「サイバーエージェントビットコイン」解散 コインチェック事件などで参入断念
仮想通貨取引事業を行うサイバーエージェントの子会社「サイバーエージェントビットコイン」が解散していたことが分かった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.