ニュース
モバイルバッテリーを借りられる公衆電話、NTT西が実験 災害時は無料レンタル
NTT西日本が、福岡市内の公衆電話でモバイルバッテリーのシェアリングサービスを使えるようにする実証実験を始める。電話ボックスに受け渡し用のスタンドを設置。災害時には無料でバッテリーを貸し出す。
NTT西日本は1月14日、福岡市内の公衆電話でモバイルバッテリーのシェアリングサービス「ChargeSPOT」を使えるようにする実証実験を始めると発表した。市内8カ所の電話ボックスにバッテリーの受け渡し用スタンドを設置。平時は有料で、災害時には無料でバッテリーを貸し出す。
実験は1月15日から約6カ月にわたって実施。利用者はスタンドのQRコードをスマートフォン向けの専用アプリで読み取ることで、Micro USB、USB Type-C、Lightingの接続端子を搭載するモバイルバッテリーを借りられる。
受け渡し用スタンドは清流公園(福岡市博多区)や天神平和ビル(福岡市中央区)前などの電話ボックスに設置する。利用料は1時間165円で、48時間未満は330円、以降は1日165円(いずれも税込み)。バッテリーの返却は別のスタンドでも受け付ける。
実験にはChargeSPOTの開発元であるINFORICH(東京都渋谷区)が協力。NTT西日本はサービスの利用頻度や採算性を検証し、結果を基に設置場所の拡大を検討するとしている。
関連記事
- 全国ドコモショップにモバイルバッテリーシェア「ChargeSPOT」導入 無料充電サービスは終了へ
NTTドコモが、モバイルバッテリーのシェアリングサービス「ChargeSPOT」を全国のドコモショップに順次導入する。 - モバイルバッテリーが借りられる自動販売機、ChargeSPOTが富士電機と共同開発
モバイルバッテリーレンタルサービス「ChargeSPOT」を展開するINFORICHが、富士電機と共同でChargeSPOT対応の自動販売機を発表した。飲料の自動販売機に「バッテリースタンド」を取り付けた。 - ドコモショップでモバイルバッテリーのシェアリングサービス あすスタート
NTTドコモとINFORICHが、3月19日から都内のドコモショップ21店舗でモバイルバッテリーのシェアリングサービスを試験的に始める。 - ローソン、モバイルバッテリーを貸し出し 都内で展開 1時間100円
ローソンが、都内6店舗で、持ち運び可能なモバイルバッテリーのシェアリングサービスを始めた。利用料金は1時間100円、48時間200円(税別)。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.