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ASUS、Chromebookを10万台増産 “子供1人にPC1台”施策での需要見込む
ASUS JAPANが、Chromebook1機種を10万台増産すると発表。文科省が推進する「GIGAスクール構想」による需要を見込む。
ASUS JAPANは1月15日、学校向けChromebook「ASUS Chromebook Flip C214MA-GA0029」を10万台増産すると発表した。文部科学省が“子供1人にPC1台”を目標に推進する「GIGAスクール構想」での需要を見込む。
ASUS Chromebook Flip C214MA-GA0029は2020年11月18日発売のモデル。教師や児童向けの機種で、CPUはIntel Celeron N4020、OSはChrome OSを搭載している。メモリは4GBで、11.6型液晶ディスプレイ(1366×768ドット)を採用している。
GIGAスクール構想は小中学生1人につき1台のPC配布や、学校の通信環境の整備などを目指す取り組み。当初は23年度中に全国の小中学生にPCを配布する予定だったが、コロナ禍を踏まえ20年度中に計画を繰り上げた。
20年10月時点で、PCが納品済みの自治体は全体の2%ほど。ASUS JAPANは、3月までにPCの納品が必要にもかかわらず、製品が確保できていない自治体があるため、増産を決めたとしている。
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