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トヨタ、Auroraとロボタクシー製造で提携 年末にはテスト開始へ
トヨタ自動車、デンソー、自動運転システムの新興企業Aurora Innovationがロボタクシー(自動運転車によるタクシーサービス)向け車両開発・量産で提携した。Auroraのシステムを搭載するトヨタのミニバン「Sienna」をUberなど向けに量産する計画。
自動運転システムを手掛ける米Aurora Innovationは2月9日(現地時間)、トヨタ自動車および自動車用電装品大手のデンソーと提携し、ロボタクシー(自動運転車によるタクシーサービス)向け自動運転車を開発、製造すると発表した。年内にはテストを開始する計画だ。
トヨタが米国で販売しているミニバン「Sienna」などにAuroraの自動運転システムを搭載したロボタクシーを開発し、年末までに開発地で最初のテストを行う。向こう数年間で、米Uberをはじめとする配車サービス向けに自動運転車両を量産していく計画だ。Uberのダラ・コスロシャヒCEOはAuroraの取締役。
Auroraは昨年12月、トヨタが2018年に出資したUberの自動運転事業Uber ATGを買収した。トヨタはUberに出資した際、SiennaにATGの自動運転システムを搭載すると発表していた。
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