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ソフトバンク、4G周波数帯を転用した5Gサービス開始 東京・愛知でエリア拡大
ソフトバンクが、4G周波数帯の700MHz、1.7GHz、3.4GHz帯を転用した5Gサービスを東京都と愛知県の一部で始めた。
ソフトバンクは2月15日、4Gで使っている周波数帯を転用した5Gサービスを、東京都と愛知県の一部で始めた。対象エリアのユーザーは、5G対応スマートフォンのソフトウェアをアップデートすると5G通信ができる。
同社はこれまで5G周波数帯として総務省に割り当てられた3.4GHz、28GHz帯で5Gサービスを提供してきた。4G周波数帯の700MHz、1.7GHz、3.4GHz帯を使った5Gサービスの場合、通信速度は4Gと同等で、スマホの画面上部に「5G」と表示されても4G通信になる場合があるという。
周波数帯の転用は2020年に総務省が解禁。ソフトバンクの転用計画は10月23日に認められ、5Gサービスのエリア展開を加速しやすくなった。同社は21年度末までに5G基地局を5万局以上に増やすとしている。
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