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画像認識AIで路面凍結を発見、降雪時の視界不良も測定 新潟で実証実験
日本気象協会がAIを活用して、悪天候時の路面状態や視界の悪さをリアルタイムで測定する実験を始める。計測機器がなくても路面凍結などを把握できるようになり、交通事故の抑止に役立つという。
日本気象協会は2月15日、画像認識AIを活用し、悪天候時の路面状態や視界の悪さをリアルタイムで測定する実証実験を始めると発表した。画像は新潟県長岡市内の51カ所に設置したカメラで取得する。専用の計測機器がなくても路面凍結などを迅速に把握できるようになり、交通事故の抑止に役立つという。
AIは災害情報サービス「Spectee Pro」を提供するSpectee(東京都千代田区)と共同開発した。実験では、悪天候時の路面状態を乾燥、凍結、積雪などに分類。見通せる距離は50m未満〜300m以上の5段階に分け、AIによる判定の精度をそれぞれ検証する。
吹雪や豪雪による交通事故が新潟県で相次いでいることを受けた取り組み。カメラはケーブルテレビ局のエヌ・シィ・ティ(新潟県長岡市)が提供する。スペクティと日本気象協会は実験結果を基にAIの実用化を進め、交通事業者などへの提供を目指すとしている。
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