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交通規制の問い合わせ電話はAIにお任せ サイバーエージェントと福井県が実験
サイバーエージェント(CA)は、AIが電話応対する技術の実証実験を福井県と始めた。道路の交通規制に関する電話での問い合わせをシステムが自動で対応できるようにする。
サイバーエージェント(CA)は12月21日、AIが電話応対する技術の実証実験を福井県と始めた。道路の交通規制に関する電話での問い合わせをシステムが自動で対応できるようにする。
AIチャットbotを開発するCA子会社AI Shift(東京都渋谷区)のAI音声対話サービス「AI Messenger for Voice」を使う。福井県内の道路情報をまとめた「みち情報ネット福井」と連携させ、電話での問い合わせにシステムが音声対話で最新の道路規制情報などを伝える。
道路の規制情報に関する問い合わせにAIの音声対話を導入するのは、全国初という。
実証実験には一般社団法人福井県自動車会議所が協力する。県内のトラックやバス、タクシーのドライバーにサービスを使ってもらい、得られたフィードバックをもとにAI電話応対の精度向上につなげる。
これまで大雪などの悪天候で県道を通行規制する場合、福井県は情報サイトを通じて情報提供していた。しかし、県外のドライバーから電話による問い合わせも一定数あり、県職員が都度、情報サイトにアクセスして規制情報を確認、口頭で伝えていた。
福井県では自然災害の発生件数、被害額が年々増加。防災分野におけるAI・IoTの活用が急務となっていたことから試験導入を決めた。
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