「デイリーポータルZ」4月から東急メディア傘下に 林編集長「これからの展開にご期待ください」
「デイリーポータルZ」が東急グループ内で譲渡。4月1日付で、ケーブルテレビ局のイッツ・コミュニケーションズ傘下から、渋谷のイベント企画などを手掛ける東急メディア傘下に。
東急グループのケーブルテレビ局イッツ・コミュニケーションズは2月25日、同社が運営するおもしろコンテンツサイト「デイリーポータルZ」と、渋谷のイベントスペース型飲食店「東京カルチャーカルチャー」(カルカル)を、同じグループの東急メディア・コミュニケーションズに4月1日に譲渡すると発表した。
デイリーポータルZの林雄司編集長はサイトの「お知らせ」で、運営会社の変更を報告。「これからの展開にご期待ください」などとコメントしている。
東急グループは渋谷の再開発を進めており「渋谷独自のカルチャーを世界へ発信し続けることで様々なエンタテイメントが集積するまちづくりを進めている」という。
東急メディアは、渋谷のイベント企画などを手掛ける企業。デイリーポータルZとカルカルを傘下に置くことで「東急メディアのイベント企画力・運営力の向上とWeb運営ノウハウの強化が期待できる」としている。
デイリーポータルZは、日々の生活の中にある面白いことや場所、アイデアを記事にして毎日配信しているWebメディア。2002年からニフティが運営していたが、17年にイッツ・コムに譲渡された。02年当初から林さんが編集長を務めている。
林さんは「いよいよ3社目となり、これが完結編になるのかエピソード0があるのかわからなくなってまいりました。今後、デイリーポータルZはどうなるのか。新しい環境に適応して飛躍するのか、ハチ公の台座になってしまうのか。これからの展開にご期待ください。私たちも楽しみです」とコメントしている。
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