Twitterに「自動ブロック」搭載へ クリエイター月額支援などマネタイズ機能も
米Twitter社は、Twitterに今後搭載する機能として、不適切なツイートを自動的にブロック&ミュートする「SMARTER SAFETY」、ユーザーからクリエイターなどに月額支援できるようにする「SUPER FOLLOWS」、特定のトピックについて会話できる場となる「COMMUNITIES」などを発表した。
米Twitter社は2月25日(現地時間)、Twitterに今後搭載する機能として、不適切なツイートを自動的にブロック&ミュートする「SMARTER SAFETY」、ファンからクリエイターなどに月額制で支援できるようにする「SUPER FOLLOWS」、特定のトピックについて会話できる場となる「COMMUNITIES」などを発表した。
投資家向けのオンラインイベント「Twitter Analyst Day 2021」で明らかにした。
SMARTER SAFETYは、Twitterルールに違反する不適切なツイートなどからユーザーの心の健康を守る取り組みの一環。攻撃的、もしくはスパム的なリプライを検出した場合に自動でそのアカウントをブロック、ミュートし、ユーザーの目に触れないようにする。さらに、そのアカウントからユーザーへの接触を一週間制限するとしている。この機能は設定からいつでもオンオフが可能。
SUPER FOLLOWSはクリエイターとファンをつなぐための機能。クリエイターが金額を設定すると、ユーザーはクリエイターへ月額制で支援できるようになる。支援者は「Super Follower」となり、サポーターバッジ、限定ニュースレターや限定コンテンツ、クリエイターが扱う商品の割引、コミュニティーへのアクセス権を得られる。
Twitterを通じてクリエイターがお金を集められるようにすることで、Twitterを使う動機を高めたい考え。マネタイズ面では、ユーザーが有料もしくは無料のメルマガを発行できる「REVUE」も今後の機能として発表した。
COMMUNITIESはすでに実装されている「トピック」機能をさらに発展させたもの。例えば「Crazy for Cats」(狂おしいほどネコが好き)というコミュニティーに参加すると、ネコについてコミュニティーメンバーと会話できる。
これらの他、疑わしい情報が記載されたツイートに対し、他のユーザーから上がってきた具体的な報告を表示する「BIRDWATCH」、プロフィール欄にユーザー属性(bot、店舗アカウントなど)を付与する「IDENTITY」などを今後Twitterに搭載するとしている。
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