速報
Chromeブラウザの更新サイクルが6週間から4週間に短縮へ
Googleが、Chromeブラウザのリリースサイクルを従来の6週から4週に短縮する。9月に予定しているバージョン94から適用の予定だ。隔週セキュリティアップデートの導入でサイクル短縮が可能になったとしている。
米Googleは3月4日(現地時間)、Webブラウザ「Chrome」のアップデートサイクルを現在の6週間から4週間に短縮すると発表した。9月リリース予定のバージョン94から適用する(現在のバージョンは89)。
「Chromeのテストとリリースのプロセスを改善し、パッチギャップを改善するための隔週セキュリティアップデートを導入したことで、リリースサイクルが短縮できることが明らかになった」ためとしている。
また、更新を管理する必要のある企業ユーザーなど向けには8週間ごとに更新する「Extended Stable」オプションを提供する。Extended Stableでもセキュリティアップデートは2週間ごとにリリースする。
ChromebookのOS「Chrome OS」のリリースサイクルについては「複数の安定したリリースオプションもサポートする予定」とのみ説明した。
Chromeブラウザの更新スケジュールは専用ページで確認できる。
関連記事
- 「Chrome 88」公開 拡張機能の仕様変更でセキュリティやパフォーマンスを向上
米Googleが「Chrome 88」(バージョン88.0.4324.96)を公開。拡張機能のソースコードについて遠隔提供(リモートホスト)を禁じる他、バックグラウンド動作の仕様変更によるパフォーマンスの改善などを盛り込んだ。 - Google、新型コロナで停止したChrome更新を再開 次期安定版は4月7日の週に
Googleが、新型コロナウイルスの影響で更新を停止していたChromeブラウザおよびChrome OSのアップデートを再開したと発表。来週に現行版のセキュリティ更新を配信し、3月17日に予定していた「Chrome 81」は4月7日の週にリリースする計画。バージョン82は欠番になる。 - Google、Chromeのアップデートをセキュリティ関連以外一時停止 新型コロナの影響で
従業員にテレワークを義務付けているGoogleが、WebブラウザChromeとChrome OSの今後のアップデートを一時的に停止する。セキュリティ関連は優先させるが、今週リリース予定だったバージョン81は予定通りにはリリースしない。 - Chromebook出荷、10〜12月期は前年同期比約4倍、Lenovoが躍進──Canalys調べ
調査会社Canalysによると、2020年10〜12月期のChromebookの世界での出荷台数は前年同期比287%増の1120万台だった。メーカー別では、中国Lenovoが1766%増と好調だった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.