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Google、新型コロナで停止したChrome更新を再開 次期安定版は4月7日の週に
Googleが、新型コロナウイルスの影響で更新を停止していたChromeブラウザおよびChrome OSのアップデートを再開したと発表。来週に現行版のセキュリティ更新を配信し、3月17日に予定していた「Chrome 81」は4月7日の週にリリースする計画。バージョン82は欠番になる。
米Googleは3月26日(現地時間)、ChromeブラウザおよびChrome OSのアップデートを再開したと発表した。同社は18日、新型コロナウイルス感染症の影響でアップデートを停止したと発表していた。
停止前より遅れた改訂版スケジュールも発表した。Stableチャンネル(安定版)については、来週(3月30日の週)に現行の「Chrome 80」のセキュリティ関連のアップデートがあり、3月17日に予定されていた次期バージョン「Chrome 81」は「4月7日の週」リリースの予定になった。
Canaryチャンネルと開発チャンネルで進んでいた、4月28日に安定版になる予定だった「Chrome 82」は欠番になり、これに盛り込まれるはずだった機能などは「5月19日の週」リリース予定の「Chrome 83」にマージされる。
その次の「Chrome 84」の安定版は「7月14日の週」リリースの予定。
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