Facebook、新型コロナワクチン接種を支援するツール開発 Instagramスタンプも
Facebookは、FacebookとInstagramで新型コロナのワクチン接種を支援するツールを提供すると発表した。また、ワクチンを接種したユーザーがInstagram上で体験をシェアするためのスタンプも提供する。
米Facebookは3月15日(現地時間)、新型コロナ感染症のワクチン接種を支援する複数の取り組みを発表した。
まず、米ボストン小児病院との提携で、ユーザーが最寄りのワクチン接種会場を検索するためのツールを開発した。米国のFacebookユーザーは接種会場の場所と接種可能時間を確認し、そのリンク先で接種を予約できる。このツールの提供を他の国にも拡大していく計画だ。
また、傘下のInstagramでは、ワクチン接種を受けたユーザーがフォロワーとその体験を共有するために「ストーリー」で使えるスタンプを追加した。
さらに、FacebookとInstagarm上のワクチンに関する「すべての投稿」に、接種を促すラベルを追加する。これは英語、スペイン語、インドネシア語、ポルトガル語、アラビア語、フランス語でグローバルに表示するとしている(日本が「グローバル」に含まれるかどうかは不明)。
Facebookは昨年、新型コロナウイルス感染症に関する不正確な情報を拡散させたと非難され、いくつかの対策を実施している。ワクチンについても、「コロナワクチンで自閉症になる」などの偽情報を削除するなどの対策に取り組んでいる。
マーク・ザッカーバーグCEOは自身のFacebook投稿で、「様々なデータが、ワクチンは安全であり、有効であることを示している。ワクチンはわれわれがコロナを乗り越えて日常を取り戻すための最高の希望だ。私もワクチン接種を楽しみにしている」と語った。
ジョー・バイデン米大統領は11日、5月末までにすべての米国の成人に十分なワクチンが供給されるようになると語った。
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