Intel、なつかしの「Macくんとパソコンくん」のMacくん俳優でMacをディスるCM5本立て
Intelが、MacからPCへの移行を勧めるCMを5本公開した。いずれも2008年にAppleが展開した「Macくんとパソコンくん」でMacくんを演じたジャスティン・ロングが本人として登場し、PCとMacを比較するというものだ。
米Intelは3月17日(現地時間)、公式YouTubeチャンネルで「Go PC | Intel」と題する5本のCM動画を公開した。いずれも米Appleが2008年からしばらく放映したWindows製品を揶揄するCMシリーズ「Get a Mac」で「Macくん」を演じた俳優ジャスティン・ロングが本人として登場し、PCと比較してMacの不便さを示すというものだ。
Get a Macと同様に白い背景に登場するロングは「Hello I'm a M……Justin」と自己紹介し、「リアルな人間で、MacとPCのリアルな比較をするよ」と語る。
5本のCMではそれぞれ、新しいMacBookが「グレイばっかり」であると主張するもの、PCの中には360度フリップしてタブレットになるものがあるけれどMacBookはそれができず別途iPadが必要だというもの、Macには「リアルなゲームはないね」とゲーマーに言わせるもの、ディスプレイがタッチ対応ではないことを批判するもの、外部ディスプレイを1つしか接続できないことを批判するもの、となっている。
AppleはMacでずっとIntelのプロセッサを採用してきたが、今はオリジナルの「M1」プロセッサに移行中だ。
Appleは昨年11月にM1搭載Macを発表するオンラインイベントを開催した際、Get a Macの「パソコンくん」を登場させた。こちらはCMではなく、このイベントだけの登場だ。
2月15日にIntelのCEOに就任したパット・ゲルシンガー氏は1月の全社大会で、「われわれはクパチーノのライフスタイル企業(Appleを指す)が作れるものよりも良い製品をPCエコシステムに提供する必要がある」と語った。
関連記事
- Intelの次期CEOゲルシンガー氏、全社会議でAppleを「クパチーノのライフスタイル企業」と
Intelの次期CEO、パット・ゲルシンガー氏が2月のCEO就任に先立って全社会議に参加し、「われわれはクパチーノのライフスタイル企業が作れるものよりも良い製品をPCエコシステムに提供する必要がある」と語った。 - Apple、「M1」発表イベントのゲストに懐かしの「パソコンくん」
Appleが自社製プロセッサ搭載Macを発表した録画イベントの締めくくりを担ったのはティム/クックCEOではなく、2008年からしばらく放映していたWindows製品を揶揄するCMシリーズ「Get a Mac」の「パソコンくん」だった。 - Intel版MacBook Air消える M1チップ搭載Mac投入でAppleが販売終了
3モデルの中でMacBook Airだけが、Intel版販売終了となった。 - Apple、「Macくんとパソコンくん」の新CMを公開
Microsoftが価格を前面に出したCMを展開する一方で、Appleの新CMはセキュリティや安定性、使いやすさに焦点を当てている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.