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SIEが格闘eスポーツ大会「EVO」を開催元から買収 運営は子会社が引継ぎ
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が、ベンチャー企業と共同で格闘ゲームの世界大会「EVO」に関する資産を運営元から買収。EVOの運営は今後、SIEとベンチャー企業が設立した合弁会社が行う。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は3月19日、eスポーツベンチャーの米RTSと共同で、格闘ゲームの世界大会「Evolution Championship Series」(EVO)に関する資産を運営元の米Triple Perfectから買収したと発表した。買収額は非公開。EVOの運営は今後、SIEとRTSが新たに設立した合弁会社が行う。
合弁会社はまず、8月6日から8日、13日から15日(いずれも米国時間)にかけて「鉄拳7」「ストリートファイターV チャンピオンエディション」といったゲームのトーナメントをオンライン大会「EVO Online」として開催する。イベントの詳細は後日告知する。
EVOは、前身を含め20年以上の歴史を持つ格闘ゲーム専門のeスポーツ大会。2019年まではラスベガスなどで開催していたが、コロナ禍を受け20年はオンラインで実施する予定だった。
しかし、当時Triple Perfectの幹部だったJoey Cuellar氏が過去に未成年に対してセクハラを行っていたとするネット上の告発を受け、カプコンやバンダイナムコエンターテインメントなどの協賛企業が相次いで不参加を表明。事態を受け、Triple Perfectは20年の開催を中止していた。
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