速報
Uber、ワクチン接種での需要回復見込み、ドライバー支援に2億5000万ドル
Uberが、コロナ禍で辞めてしまったドライバーを呼び戻すために、2億5000万ドル(約275億円)を投じると発表。ドライバーへのボーナスや保証に費やす。2021年に入り、需要が高まっているとしている。
米Uber Technologiesは4月7日(現地時間)、ワクチン接種の増加やオフィスの再開で配車サービス利用が復調することを見込み、コロナ禍で辞めてしまったドライバーの復職や新たなドライバーの参加を促進するために2億5000万ドル(約275億円)を投じると発表した。
「2020年には、多数のドライバーが就労時間に見合うだけの十分なライダー(乗客)を獲得できなかったため、運転をやめた。2021年にはライダーの数がドライバーの数よりも多くなってきている」としている。
Uberは米CNBCに対し、この2億5000万ドルはドライバーへのボーナスや新たな保証に使うと説明した。例えば、テキサス州オースティンでは、115回サービスを行うと、通常の料金とは別に、1100ドルのボーナスを得られる。2億5000万ドルを使い切ったら、このボーナスは終了になる。
コロナ禍により、同社の2020年代4四半期の「月間アクティブプラットフォーム消費者」は前年同期比で16%減少し、9300万人だった。
関連記事
- Uber、酒類宅配アプリのDrizlyを11億ドルで買収
Uberはアルコール飲料宅配アプリを手掛けるDrizlyを約1160億円で買収すると発表した。Drizlyはコロナ禍の巣ごもり需要で急成長した新興企業。将来的にはUber Eatsでビールやワインを宅配できるようにする計画だ。 - Uber、ドライバーと乗客にマスク着用を義務付け 違反者はペナルティなしのキャンセル対象に
Uberが、ドライバー、Uberイーツの配送パートナー、ライダー(乗客)それぞれにマスクの着用を義務付ける(日本での実施時期は不明)。5月18日からマスク非着用のドライバーはサービスにアクセスできなくなる。 - Uber、新型コロナ対策で食品以外も運ぶバイク便的サービス「Direct」と「Connect」開始
Uberが、新型コロナ対策の一環として、食品以外の市販薬や郵便小包などを小売店から一般ユーザー宅に配送する「Uber Direct」と家族や友人同士の物資配送を請け負う「Uber Connect」を一部地域で開始した。 - Uber、ドライバーと配達パートナーに無料マスク数千万枚配布開始
Uberが、新型コロナウイルス感染症のパンデミックの中、サービスを提供し続けるドライバーとUber Eatsの配達パートナーに対し、マスクの無料配布を開始した。数千万枚を世界で提供する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.