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Uber、酒類宅配アプリのDrizlyを11億ドルで買収
Uberはアルコール飲料宅配アプリを手掛けるDrizlyを約1160億円で買収すると発表した。Drizlyはコロナ禍の巣ごもり需要で急成長した新興企業。将来的にはUber Eatsでビールやワインを宅配できるようにする計画だ。
米Uber Technologiesは2月2日(現地時間)、アルコール飲料の宅配アプリを手掛ける米Drizlyを買収することで合意したと発表した。買収総額は約11億ドル(約1160億円)。Drizlyはコロナ禍の巣ごもり需要で急成長していた。
Drizlyは2012年創業のボストンに拠点を置く非公開企業。全米1400以上の都市の地元酒店と提携し、モバイルアプリ(iOSおよびAndroid)のユーザーがワインやビールを注文すると60分以内に配達するサービスを展開している。Drizlyはドライバーを提供してはおらず、酒店が自前の配達員を使うが、新たな顧客確保やマーケティングツールの利用などができる。巣ごもり需要もあり、2020年の予約総数は前年比で300%(4倍)以上増加した。
買収完了後、DrizlyはUberの完全所有子会社になる。最終的にはDrizlyのマーケットプレイスをUber Eatsアプリに統合する(つまりUberでアルコール飲料が注文できるようになる)が、Drizlyアプリも維持する計画。
Uberは、DrizlyをUberに迎えることで、DrizlyにUberのモバイルマーケットプレイス技術を提供でき、顧客とドライバーにはDrizlyを紹介できるとしている。ダラ・コスロシャヒCEOは、今後数年間でグローバルな市場に展開していくと語った。
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