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パナソニック、米AIサプライチェーンソフト大手のBlue Yonderを71億ドルで買収
パナソニックはAI採用サプライチェーンソフトを手掛ける米Blue Yonderを買収すると発表した。買収総額は71億ドル(約7700億円)。両社で「オートノマス(自律的な)サプライチェーン」の実現を目指す。
パナソニックは4月23日、製造業のサプライチェーン効率化を手掛ける米ソフトウェア大手、Blue Yonderを買収すると発表した。買収総額は71億ドル(約7700億円)。パナソニックは昨年7月にBlue Yonderの株式20%を取得しており、残りの80%を取得することで完全子会社化する。
Blue Yonderは1985年創業のアリゾナ州スコッツデールに拠点を置く非公開企業。デジタルサプライチェーンとオムニチャンネルコマースフルフィルメントのエンドツーエンドのプラットフォームを提供する。AIによる自動化で業務をサポートする「Luminate」が同社のソリューションの中核。顧客には、Best Buy、Coca-Cola、DHL、Walmart、Starbucksなど、製造、小売、物流の主要ブランドが含まれる。
パナソニックは「Blue Yonderのサイバー分野でのケイパビリティを取り込むことで、さらに現場プロセスイノベーションを加速します。最終的に両社で『オートノマス(自律的な)サプライチェーン』の実現を目指すものです」としている。
パナソニックはまた、この買収により、Blue YonderからAIや機械学習などの最新技術のノウハウを獲得し、アジャイルな企業文化を取り入れることで自社の改革を加速するとも説明した。
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